東京書籍のピクチャーディクショナリー
私の市では、東京書籍の教科書を採択しています。
ピクチャーディクショナリーというイラストで英語の意味がつかめるような、辞書的役割をもつ教科書を利用しています。
この教材の優れた点は、
QRコードで読み込めて、学習ができる点です。
しかし!!
SmallTalkで使うであろう、表現が16項目であり、多少の物足りなさがあります。
文部科学省の『学習指導要領』と『小学校外国語活動・外国語研修ガイドブック』を読み、SmallTalkで使う言葉について調べ、一覧にしてまとめることにしました。
オリジナルピクチャーディクショナリー
作り方としては、Wordで、ピクチャーディクショナリーと同様のように作りました。その方が、児童も練習もしやすく見慣れていると考えました。
実際の例です。
このようなカードを、東京書籍のピクチャーディクショナリー(16項目)に加えて、
23の表現を作成し、合計39の表現としました。
39の表現の必要性
39の表現としては、「①話し手」「②聞き手(反応)」「③聞き手(感想)」「④聞き手(質問)」の4つに分類し、児童が使う状況を想像しながら練習できるように整理しました。このようにすることにより、児童は会話を想定して、練習ができ、SmallTalkがより活性化すると考えました。
これらのもの(「①話し手」「②聞き手(反応)」「③聞き手(感想)」「④聞き手(質問)」)を1冊の本のようなものにしました。そして、児童が練習できるようにしました。
実際の表現は、下記のようなものです。
この整理したものを、
「こんなときどういうの?改訂版(39の表現)」とし、
音読の宿題で児童が練習できるようにしました。
しかし、音読をするにも、読み方が分からない児童も大勢いるので、パワーポイントの録画機能を使い、教師がそれぞれの表現について読み上げている姿を動画撮影して、タブレットで見て練習できるようにしました。
実践してみると、効果は絶大で英語を話す表現を多く知ることは、
英語を好きになることと直結していることを実感しました。
実際、英語以外の授業でも、児童は休み時間に何気なく英語の表現を話す場面なども見られます。
おそらく、英語を話せることに喜びを感じるとともに、自信が徐々にできあがってきているのでしょうか。
ぜひお試し下さい!!